箴言 7:9-22 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

9. たそがれに、よいに、また夜中に、また暗やみに歩いていった。

10. 見よ、遊女の装いをした陰険な女が彼に会う。

11. この女は、騒がしくて、慎みなく、その足は自分の家にとどまらず、

12. ある時はちまたにあり、ある時は市場にあり、すみずみに立って人をうかがう。

13. この女は彼を捕えて口づけし、恥しらぬ顔で彼に言う、

14. 「わたしは酬恩祭をささげなければならなかったが、きょう、その誓いを果しました。

15. それでわたしはあなたを迎えようと出て、あなたを尋ね、あなたに会いました。

16. わたしは床に美しい、しとねと、エジプトのあや布を敷き、

17. 没薬、ろかい、桂皮をもってわたしの床をにおわせました。

18. さあ、わたしたちは夜が明けるまで、情をつくし、愛をかわして楽しみましょう。

19. 夫は家にいません、遠くへ旅立ち、

20. 手に金袋を持って出ました。満月になるまでは帰りません」と。

21. 女が多くの、なまめかしい言葉をもって彼を惑わし、巧みなくちびるをもって、いざなうと、

22. 若い人は直ちに女に従った、あたかも牛が、ほふり場に行くように、雄じかが、すみやかに捕えられ、

箴言 7