出エジプト記 12:23-34 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

23. 主が行き巡ってエジプトびとを撃たれるとき、かもいと入口の二つの柱にある血を見て、主はその入口を過ぎ越し、滅ぼす者が、あなたがたの家にはいって、撃つのを許されないであろう。

24. あなたがたはこの事を、あなたと子孫のための定めとして、永久に守らなければならない。

25. あなたがたは、主が約束されたように、あなたがたに賜る地に至るとき、この儀式を守らなければならない。

26. もし、あなたがたの子供たちが『この儀式はどんな意味ですか』と問うならば、

27. あなたがたは言いなさい、『これは主の過越の犠牲である。エジプトびとを撃たれたとき、エジプトにいたイスラエルの人々の家を過ぎ越して、われわれの家を救われたのである』」。民はこのとき、伏して礼拝した。

28. イスラエルの人々は行ってそのようにした。すなわち主がモーセとアロンに命じられたようにした。

29. 夜中になって主はエジプトの国の、すべてのういご、すなわち位に座するパロのういごから、地下のひとやにおる捕虜のういごにいたるまで、また、すべての家畜のういごを撃たれた。

30. それでパロとその家来およびエジプトびとはみな夜のうちに起きあがり、エジプトに大いなる叫びがあった。死人のない家がなかったからである。

31. そこでパロは夜のうちにモーセとアロンを呼び寄せて言った、「あなたがたとイスラエルの人々は立って、わたしの民の中から出て行くがよい。そしてあなたがたの言うように、行って主に仕えなさい。

32. あなたがたの言うように羊と牛とを取って行きなさい。また、わたしを祝福しなさい」。

33. こうしてエジプトびとは民をせき立てて、すみやかに国を去らせようとした。彼らは「われわれはみな死ぬ」と思ったからである。

34. 民はまだパン種を入れない練り粉を、こばちのまま着物に包んで肩に負った。

出エジプト記 12