ルカによる福音書 8:4-11 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

4. さて、大ぜいの群衆が集まり、その上、町々からの人たちがイエスのところに、ぞくぞくと押し寄せてきたので、一つの譬で話をされた、

5. 「種まきが種をまきに出て行った。まいているうちに、ある種は道ばたに落ち、踏みつけられ、そして空の鳥に食べられてしまった。

6. ほかの種は岩の上に落ち、はえはしたが水気がないので枯れてしまった。

7. ほかの種は、いばらの間に落ちたので、いばらも一緒に茂ってきて、それをふさいでしまった。

8. ところが、ほかの種は良い地に落ちたので、はえ育って百倍もの実を結んだ」。こう語られたのち、声をあげて「聞く耳のある者は聞くがよい」と言われた。

9. 弟子たちは、この譬はどういう意味でしょうか、とイエスに質問した。

10. そこで言われた、「あなたがたには、神の国の奥義を知ることが許されているが、ほかの人たちには、見ても見えず、聞いても悟られないために、譬で話すのである。

11. この譬はこういう意味である。種は神の言である。

ルカによる福音書 8