ヨブ記 31:1-20 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

1. わたしは、わたしの目と契約を結んだ、どうして、おとめを慕うことができようか。

2. もしそうすれば上から神の下される分はどんなであろうか。高き所から全能者の与えられる嗣業はどんなであろうか。

3. 不義なる者には災が下らないであろうか。悪をなす者には災難が臨まないであろうか。

4. 彼はわたしの道をみそなわし、わたしの歩みをことごとく数えられぬであろうか。

5. もし、わたしがうそと共に歩み、わたしの足が偽りにむかって急いだことがあるなら、

6. (正しいはかりをもってわたしを量れ、そうすれば神はわたしの潔白を知られるであろう。)

7. もしわたしの歩みが、道をはなれ、わたしの心がわたしの目にしたがって歩み、わたしの手に汚れがついていたなら、

8. わたしのまいたのを他の人が食べ、わたしのために成長するものが、抜き取られてもかまわない。

9. もし、わたしの心が、女に迷ったことがあるか、またわたしが隣り人の門で待ち伏せしたことがあるなら、

10. わたしの妻が他の人のためにうすをひき、他の人が彼女の上に寝てもかまわない。

11. これは重い罪であって、さばきびとに罰せられるべき悪事だからである。

12. これは滅びに至るまでも焼きつくす火であって、わたしのすべての産業を根こそぎ焼くであろう。

13. わたしのしもべ、また、はしためがわたしと言い争ったときに、わたしがもしその言い分を退けたことがあるなら、

14. 神が立ち上がられるとき、わたしはどうしようか、神が尋ねられるとき、なんとお答えしようか。

15. わたしを胎内に造られた者は、彼をも造られたのではないか。われわれを腹の内に形造られた者は、ただひとりではないか。

16. わたしがもし貧しい者の願いを退け、やもめの目を衰えさせ、

17. あるいはわたしひとりで食物を食べて、みなしごに食べさせなかったことがあるなら、

18. (わたしは彼の幼い時から父のように彼を育て、またその母の胎を出たときから彼を導いた。)

19. もし着物がないために死のうとする者や、身をおおう物のない貧しい人をわたしが見た時に、

20. その腰がわたしを祝福せず、また彼がわたしの羊の毛で暖まらなかったことがあるなら、

ヨブ記 31