15. それはあなたがたがわたしの名によってバプテスマを受けたのだと、だれにも言われることのないためである。
16. もっとも、ステパナの家の者たちには、バプテスマを授けたことがある。しかし、そのほかには、だれにも授けた覚えがない。
17. いったい、キリストがわたしをつかわされたのは、バプテスマを授けるためではなく、福音を宣べ伝えるためであり、しかも知恵の言葉を用いずに宣べ伝えるためであった。それは、キリストの十字架が無力なものになってしまわないためなのである。
18. 十字架の言は、滅び行く者には愚かであるが、救にあずかるわたしたちには、神の力である。
19. すなわち、聖書に、「わたしは知者の知恵を滅ぼし、賢い者の賢さをむなしいものにする」と書いてある。