2-3. 先祖代々語り伝えられてきた教訓を、たとえを使って教えよう。
18. 不平たらたらで、神様の下さる食べ物ではいやだと言いだしました。
19-20. 面と向かって神様に文句を言ったのです。 「神様、水を出されたくらいですから、もう少しましな食べ物をいただけないものですかね」と。
21. このことばに、神様はどれほどお怒りになったことでしょう。 怒りの炎がイスラエルに向かって燃え上がりました。
22. 親身になって心を砕いてくださる神様に、信頼しなかったからです。
23. 神様は、天の窓を開き、
24. 天上のパンとも言うべきマナを降らせてくださったというのに。
25. 御使いの食べ物を、たらふく食べさせていただいたというのに。
26. 神様は東風を起こし、すごい力で南風を引き寄せられました。
27. そのため、空から鳥の大群が落ちて来て、ちりのように厚く、海辺の砂のようにびっしり敷き詰められました。
28. こうして、テントのそばに落ちた小鳥は、
29. 十分に人々の食欲を満たしたのです。人々の欲しがるものを、神様はお与えになったわけです。
30. しかし、まだ肉が歯にはさまっている間に、
31. 神様の怒りは燃え上がり、イスラエルの屈強の若者たちがなぎ倒されました。
32. それでもなお、人々は罪を犯し続け、神様の奇蹟を信じようとはしませんでした。
33. そこで、神様は人々の寿命を短くし、悲惨な生涯を用意されたのです。
34. 神様が彼らを滅ぼされると、ついに、人々は目の色を変えて神様に立ち返りました。
35. 神様こそ自分たちの岩であり、どんな神々にもまさるお方であることを思い出したのです。
36. しかし、その従順ぶりもしょせん口先だけで、心からのものではなかったのです。
37. 本心は遠く離れていたので、約束もすぐに破ってしまいました。