17. ところが、ある日、神の聖所で瞑想していた私は、これらの悪者どもの行き着く先を悟ったのです。
18. あの者たちは、なんとすべりやすい道を歩いていることでしょう。 突然、神様から崖っぷちに追いやられて、足をすべらせ、滅びの底に落ちて行くのです。
19. こうして、その幸福も、あっけなく幕切れとなり、永遠の恐怖にのみ込まれるのです。
20. 彼らの今の暮らしぶりも、つかの間の夢にすぎません。 夢から現実の世界に引き戻される人のように、いつかは、真実を突きつけられるのです!
21. このことがわかった時の、私の心の動揺といったら!
22. 自分がどれほど愚かで無知であったかを思い知らされたのです。 ああ神様。 さぞかし、私は獣のように見えたことでしょう。