申命記 8:2-17 リビングバイブル (JLB)

2. いいですか、神様は四十年のあいだ荒野の旅を続けさせ、あなたがたが謙そんになり、神様の命令にどうこたえるようになるか、はたして心から従うようになるかどうか試されたのです。 

3. ひもじい思いをさせたのも、謙そんを学ばせるためでした。 なぜなら、そのあとで、マナという見たこともない食べ物を下さり、人はただパンだけで生きるのではなく、神様の命令を守ることによって真に生きるのだということを教えてくださったからです。 

4. 思えばこの四十年間、衣服も古びず、足もはれませんでした。 

5. 神様があなたがたを懲らしめるのは、ちょうど親が子供のためを思って懲らしめるのと同じなのです。

6.  神様の法律を守りなさい。 神様を恐れ、命じられるとおりに歩みなさい。 

7. 神様は、小川や池や泉、谷や丘のあるすばらしい国へ導いてくださるからです。 

8. そこは、小麦、大麦、ぶどう、いちじく、ざくろ、オリーブ、はち蜜が山ほど採れ、 

9. 何不自由なく暮らせます。 鉄は地に石のようにたくさんあり、丘の至る所からは銅が採れます。 

10. そこで恵まれた生活ができるようになったら、すばらしい国を下さった神様に感謝しなさい。

11.  しかし油断は禁物です。 何の心配もないからといって気が大きくなりすぎ、神様を忘れ、命令に背くようになってはいけません。

15. 蛇やさそりの住むあの広く恐ろしい荒野、暑くかわききった荒野を無事に旅できたのは、神様のおかげです。 その神様を忘れていいでしょうか。 岩から水を出し、 

16. 〔パンに似ているけれど〕それまで見たこともないマナを下さったのも神様です。 こうして、あなたがたに謙そんを学ばせ、信仰を強め、ほんとうのしあわせを与えようとなさったのです。 

17. あんなやり方をなさったのには訳があります。 ああでもしなければ、あなたがたは自分の力で豊かになったと思い込むでしょう。 

申命記 8