申命記 1:22-32-33 リビングバイブル (JLB)

22.  これに対してみんなは、『まずスパイを送り込もう。 いちばん攻めやすい町から占領したほうがいい』と提案したのです。

23.  もっともなので、各部族から一名ずつ、全部で十二名のスパイを選びました。 

24-25. 彼らは山地に潜入し、エシュコルの谷まで行くと、その地のくだものを持ち帰りました。 それを見て、神様の下さった地が実に良い地であることが、はっきりわかりました。 

26. ところが、みんなは神様の命令に逆らい、前進したくないと言いだしたのです。

27.  そして、テントの中でぶつぶつ不平を言いました。 『神様はきっと、私たちがおきらいなんだ。 だから、わざわざエジプトから連れ出し、エモリ人の手にかけて殺そうとしておられるんだ。 

28. どうしよう。 スパイの報告じゃ、やつらは背が高く、力もあり、町の城壁はおっそろしく高いっていうじゃないか。 おまけに、アナク人の子孫の巨人を見たとも言ってた。 考えただけでもぞっとする。』

29.  そこで私は反論しました。 『恐れることはない。 

30. 神様が先頭に立って戦ってくださる。 エジプトでは力強い奇蹟を行ない、

31. そのあともずっと、まるで父親のように気を配り、荒野の旅を安全に守ってくださったことを忘れたのか。』 

32-33. しかし、何を言ってもむだでした。それまでいつも共にいて、野営するのに最適の場所を選び、夜は火の柱、昼は雲の柱で、進む道を教えてくださった神様を、彼らは信じようとしなかったのです。

申命記 1