民数記 22:31-38 リビングバイブル (JLB)

31.  その時バラムの心の目が開き、剣を抜いて行く手に立ちはだかっている神様の使いが見えました。 バラムはびっくりして、その方の前にひれ伏しました。

32.  「なぜ、ろばを三度もぶったのか。 おまえが破滅の道を進んでいるので、止めに来てやったのだ。 

33. ろばはわたしを見て、三度ともしりごみした。 そうでもしなかったら、今ごろは、ろばは助かっても、おまえの命はなかったのだぞ。」

34.  「私がまちがっておりました。 お赦しください。 神様のお使いがおいでになろうとは、気がつきませんでした。 これ以上進むなと申されるなら、引き返します。」

35.  「いや、このまま行け。 ただし、わたしが命じることだけを言うのだ。」バラムは一行と旅を続けました。 

36. バラク王は、バラムが途中まで来ていると聞いて待ちきれず、わざわざ国境のアルノン川まで迎えに出ました。

37.  「なぜ、こんなに遅くなったのかね。 絶対に悪いようにはしないと約束したのに、信じてくれなかったのか。」

38.  「王様、おおせに従い、参るにはまいりましたが、残念ながら、神様が命じることしか言えません。 申し上げることはそれだけです。」 

民数記 22