3. ヒゼキヤ王は王子や高官たちを集めて作戦会議を開き、町の外にある泉をふさぐことにしました。
4. そこで、大作業団を組織し、野を流れる川までも、せき止めてしまったのです。彼らは口々に、「アッシリヤ王なんかに、水を見つけさせてたまるか!」と言いました。
5. それから王は、さらに防衛体制を強化するため、城壁のくずれていた個所を修復した上で、外側に第二の城壁を築きました。 また、ダビデの町にミロの要塞を築き、大量の武器や盾を作り、
6. 兵を補充し、隊長を任命して町の門の広場に召集し、激励しました。
7. 「強く、勇敢であれ。 アッシリヤ王とその大軍を恐れるな。 アッシリヤ王よりもはるかに偉大な方が、われわれと共におられるのだ!
8. アッシリヤ王の率いる大軍は、ただの人間の集まりにすぎない。 わが軍には、われわれのために戦ってくださる神様が、ついておられるのだ!」 このことばに、一同は大いに励まされました。
9. アッシリヤの王セナケリブは、まだラキシュの町を包囲している最中でしたが、ヒゼキヤ王とエルサレム市民に使者を立て、次のように言わせました。
28-29. また、倉庫もたくさん造り、穀物、新しいぶどう酒、オリーブ油を納めました。 牛や羊や山羊などの群れのためにも、小屋を幾つも建てました。 神様からばく大な富をいただき、多くの町も手に入れました。
30. さらに、ギホンの上の泉をせき止め、水道を敷き、その水を、エルサレムにあるダビデの町の西側にまで引きました。 王がすることは、みなうまくいったのです。
31. ところで、ヒゼキヤ王が奇蹟的に治ったことを知ろうと、バビロンから使者が来た時、神様は王がするままにしておかれました。 王がどのように振る舞うかを、試すためだったのです。
32. ヒゼキヤ王のその他の業績、特に王が行なったすべての良いことは、アモツの子の預言者イザヤが書いた『イザヤの預言』と、『ユダとイスラエル諸王の年代記』に記されています。
33. ヒゼキヤ王は死んで、丘の中腹にある王室墓地に葬られました。 ユダとエルサレムのすべての人は、王が死んだ時、心から王をたたえました。 そして、息子マナセが新しく王となりました。