歴代志上 21:1-12 リビングバイブル (JLB)

1.  時にサタンが、王に人口調査をさせるように仕向けて、イスラエルに災いをもたらしました。

2.  王は、ヨアブをはじめ指導者たちに命じました。 「国中の人口を完全に調べ上げ、その人数を報告してくれ。」

3.  ヨアブが反対意見を述べました。 「かりに神様が国民を百倍に増してくださっても、みな陛下の民ではありませんか。 それなのに、なぜ、そんな要求をなさるのですか。 なぜ、イスラエルに罪を犯させるようなことを、なさるのですか。」

4.  しかし、王が説き伏せたので、ヨアブは命令どおりイスラエル中を巡り歩き、エルサレムへ帰って来ました。 

5. ヨアブが報告した総人口は、イスラエルで戦いに出られる者百十万、ユダで四十七万でした。 

6. ただし、ヨアブは王の命令を気に病んでいたので、数の中にレビとベニヤミンの二部族を入れませんでした。 

7. この人口調査のことで、神様も不きげんになり、イスラエルに罰をお加えになったのです。

8.  王は神様におわびしました。 「私は罪を犯しました。 どうかお赦しください。 自分のしたことがどんなにまちがっていたか、今、わかりました。」

9.  そこで神様は、王の相談役である預言者ガドにお語りになりました。 

10-11. 「王に伝えよ。 『神様は、三つのうち、一つを選べと仰せだ。 

12. 三年間のききんか、三か月のあいだ敵に苦しめられることか、それとも、御使いが国中を荒らして、三日間おそろしい伝染病に悩まされることかだ。 よく考えて、私をお遣わしになった方に何と答えるか、決めてもらいたい。』」

歴代志上 21