士師記 1:7-15 リビングバイブル (JLB)

7.  「わしもこうやって、七十人もの王の親指を切り取り、わしの食卓から落ちるパンくずを食べさせたものだが、いま神様は、そのつけを回してこられたというわけだ」と、王は嘆きました。 王はエルサレムへ連れて行かれ、そこで息を引き取りました。

8.  ユダ部族はエルサレムを占領し、住民を殺し、町に火をかけました。 

9. そののちユダの軍隊は、低地に住むカナン人を攻めたばかりか、山地やネゲブのカナン人とも戦いました。 

10. また、以前キルヤテ・アルバと呼ばれたヘブロンにいるカナン人めがけて攻撃を開始し、シェシャイ、アヒマン、タルマイなどの町を滅ぼしました。 

11. そのあと、デビルを攻撃しました。 デビルは、以前キルヤテ・セフェルと呼ばれていました。

12.  「だれか、率先してデビルを攻撃する者はおらんのか。 占領した者には、娘アクサを妻として与えるぞ」と、カレブは全軍に呼びかけました。

13.  カレブの弟ケナズの息子、オテニエルが、先陣を志願してデビルを占領し、アクサを花嫁に迎えました。 

14. 二人が新家庭を築くために巣立つ時、アクサは夫にそそのかされ、贈り物としてもっと土地をくれるよう、父にねだることにしました。 彼女が、ろばから降りると、カレブは尋ねました。「どうした。 何か欲しいものでもあるのか。」

15.  「ネゲブの地は十分にいただいたのですけれど、できれば、泉もいただきたいの。」そこでカレブは、上の泉と下の泉を与えました。

士師記 1