4. シオン〔エルサレム〕への道は、神殿での例祭を祝うにぎやかな参拝客の列もとだえ、すっかりさびれて、憂いに沈んでいます。 都の門はさびつき、祭司たちはうめき、おとめたちは悲しみに打ちひしがれています。 シオンは泣き伏しています。
5. 敵がわがもの顔に振る舞っています。 エルサレムの多くの罪のために、神様が罰を加えたからです。 幼い子供たちは捕まり、奴隷として遠くへ連れ去られました。
6. シオンの美しさも威厳も、すっかりなくなりました。 指導者たちは、あてもなく牧草地をうろつく飢えた鹿のようで、敵に出会っても逃げる力さえありません。
7. エルサレムは悲しみのどん底にあって、過ぎ去った楽しい日々を思い浮かべます。 今はもう、だれひとり援助の手を伸ばしてくれる者はなく、あえなく敵に屈し、あざけりの的となっています。