創世記 47:23-31 リビングバイブル (JLB)

23.  ヨセフは人々に言いました。 「今からは、おまえたちもおまえたちの土地も王様のものだ。 さあ、種を渡すから、行ってまくがいい。 

24. 収穫の五分の一は王様に差し出すのだぞ。 おまえたちの取り分は五分の四だ。 それを、翌年まく種や家族の食糧にするのだ。」

25.  「おかげさまで助かります。 喜んで王様の奴隷になりましょう。」

26.  ヨセフは法律をつくり、国中に公布しました。 祭司が所有する土地の産物以外は、全収穫の二十パーセントを王が徴収するというものです。 この法律は今でも効力を持っています。

27.  さてイスラエルは、エジプトのゴシェンの地に住みつきました。 そこで大いに繁栄し、人口も急激に増え続ける気配です。 

28. ヤコブは、エジプトに着いてから十七年目に死にました。 百四十七歳でした。 

29. いよいよ死期が迫った時、ヤコブは息子のヨセフを呼んで言いました。 「最後の願いだ。 必ず守ると堅く誓ってくれ。 いいな、決してわしをエジプトに葬ってはならんぞ。 

30. わしが死んだらエジプトから運び出し、ご先祖のかたわらに葬ってくれ。」 ヨセフが、約束しますよと答えると、 

31. 重ねて言うのです。 「いや、必ずそうすると誓わなければいけない。」 それでヨセフは誓いました。 ヤコブは横になったままおじぎしましたが、やがてそのまま病床につく身となりました。

創世記 47