1. ヤコブはさらに旅を続け、とうとう東の国へ着きました。
2. そこは広々した野原です。 井戸のそばに羊の群れが三組寝そべっています。 井戸の口には重い石のふたがかぶせてあります。
3. 群れが全部そこに集まるまで石のふたははずさないのが、この地方の習慣でした。 水をやったあとは、また元どおり石でふたをしておきます。
4. ヤコブは羊飼いたちに近づき、どこに住んでいるか尋ねました。「カランだよ。」
12-13. そして、自分は彼女の叔母リベカの息子で、彼女には父方の従兄弟にあたる、と説明したのです。 ラケルはすぐ家へ駆け戻り、父親に報告しました。 ヤコブが来たのです。 すぐ迎えに行かなければなりません。 ラバンは取る物も取りあえず駆けつけ、大歓迎で家へ案内しました。 ヤコブは伯父に、今までのことをいろいろ語り、話は尽きません。