1. そのころ、ヒゼキヤ王が重病をわずらい、あすをも知れぬ身となりました。 預言者イザヤは彼を訪ねて来て言いました。「身の回りを整理しておかれますように。 病気は治らない、とお告げがありました。」
2. 王は顔を壁に向け、神様に嘆願しました。
3. 「ああ神様、どうか、私がいつも神様にお従いし、何につけても神様をお喜ばせしようとしてきたことを、思い出してください。」 こう言うと、泣き伏してしまいました。
4. イザヤが中庭を出ないうちに、再び神様のお告げがありました。
5. 「わが国民の指導者ヒゼキヤのもとへ引き返して、こう告げるがよい。 先祖ダビデの神は、王の祈りを聞き、涙を見た。 王を元どおりにする。 三日後には床から起き上がり、神殿の前に立つ。