5. 王とイスラエル国民は、契約の箱の前に集まり、数えきれないほどの羊や牛を、いけにえとしてささげました。
6. それから、祭司たちは、契約の箱を神殿の奥の至聖所に運び入れ、ケルビムの翼の下に安置しました。
7. ケルビムの像は、翼が箱の上にくるように設計されていたので、その翼は、箱とかつぎ棒をおおいました。
8. そのかつぎ棒は長く、先がケルビムの横から突き出ているので、前方の聖所からも見えましたが、外庭からは見えませんでした。 現在もそのままです。
9. 箱の中には、二枚の石板しか入っていませんでした。 その石板は、神様が、エジプトを出たイスラエル国民と、ホレブ山(シナイ山)で契約を結ばれた時、モーセが納めたものです。
22-23. 王は、人々が見守る中で祭壇の前に立ち、両手を天に伸べて祈りました。 「ああ、イスラエルの神様。 天にも地にも、あなたのようなお方はありません。 神様は、心からお従いしようとする国民にやさしく親切で、約束を守り通してくださるからです。
24. 今日このとおり、神様のしもべである父ダビデへの約束を実現してくださいました。
25. イスラエルの神様、どうか、父ダビデとの約束を、これからも守り通してください。 父の子孫が、父と同じようにお従いし、神様の言われるとおりにするなら、その中の一人が、いつもイスラエルの王座につくようにしてください。
26. イスラエルの神様! どうか、この約束をお守りください。
27. それにしても、神様は、はたしてこの地上にお住みになるでしょうか。 大空も天も、神様をお入れすることはできません。 まして、私が建てたこの神殿など、なおさらのことです。
28. しかし神様、どうか、このしもべの願いをお聞き届けください。
29. 確かに住むとお約束になったこの場所を、昼も夜も見つめていてください。 そして、私がこの神殿に向かって祈る時、昼であっても夜であっても、聞いて答えてください。