列王紀上 13:8-26 リビングバイブル (JLB)

8.  預言者はきっぱり答えました。 「たとい、宮殿の半分を下さると言われましても、まいりません。 それどころか、ここではパンも食べず、水さえ飲まないことにしています。 

9. 神様が、『何も食べるな。 水も飲むな。 また、来た道を通ってユダに帰ってはならない』と、きびしくお命じになったからです。」

10.  それで彼は、別の道を通って帰りました。

11.  たまたま、ベテルに一人の老預言者が住んでいました。 その息子たちが家に立ち寄り、ユダの預言者のしたことと、ヤロブアム王に語ったこととを、父に話したのです。

12.  老預言者は、「その方はどの道を通って帰ったか」と尋ね、道を教えてもらいました。

13.  「さあ、早くろばに鞍を置いてくれ」と、老預言者はせきたてました。 息子たちが言われたとおりにすると、 

14. 彼はろばに乗って、例の預言者のあとを追い、ついに、その人が樫の木の下に座っているのを見つけました。「もしもし、もしやユダからおいでの預言者様では?」「はい、さようですが。」

15.  「どうか、わしの家においでくださらんかな。 ごいっしょに食事でもと思いましてな。」

18.  「実は、わしも同じ預言者でな。 御使いが神様のお告げを知らせてくれましたのじゃ。 それによると、あなたを家にお連れし、食事と水を差し上げるようにとのことでな。」こう言って、老人はまんまとその人をだましました。 

19. 預言者は老預言者の家へ行き、食事をし、水を飲んだのです。

20.  二人が食卓についていた時、突然、老預言者に神様のお告げがありました。 

23.  食事がすむと、老人は預言者のろばに鞍を置き、 

26.  話を聞いて老預言者は、「それは、神様の命令に背いた預言者だ。ライオンに殺され、神様の警告どおりになったのじゃ」と言いました。

列王紀上 13