列王紀上 12:2-4-9 リビングバイブル (JLB)

2-4. ソロモン王を避けてエジプトに逃げていたヤロブアムは、友人から入れ知恵されました。 彼らはヤロブアムに、即位式に出席することを勧めたのです。 彼はシェケムに集まっていたイスラエル人の集団に加わり、レハブアムに要求をつきつける人々の首謀者となりました。人々はレハブアムに言いました。 「お父上は、それはそれはひどい方でした。 お父上よりましな政治をすると約束してくださらないなら、あなた様を王にしたくありません。」

5.  「三日間、考えさせてくれ。 三日したら、また来るがよい。」人々はレハブアムの返事を聞いて、出て行きました。

6.  レハブアムは、父ソロモンの相談相手であった長老たちに、相談を持ちかけました。「いったい、どうしたものか。」

7.  「国民を喜ばす答えをなさり、負担を軽くしてやることです。 彼らに仕える態度をおとりになれば、あなた様は永遠に王となられましょう。」

8.  ところが、レハブアムはこんなことは気に入りません。 そこで、自分とともに育った若者たちを呼んで相談したのです。

9.  「どうすべきだろう。」

23-24. 「ユダの王、ソロモンの子レハブアムと、ユダとベニヤミンの全住民とに、こう言え。 兄弟であるイスラエルと戦ってはならない。 今回の出来事は、わたしの意にかなっているのだから、解散してめいめいの家に帰れ。」 人々は、命じられたとおり、家に帰って行きました。

32-33. それから自分かってに、仮庵の祭りを、毎年十一月の初めにベテルで行なうことにしました。 これは、エルサレムでの例祭にならったものです。 王が自ら、ベテルの子牛像のために祭壇でいけにえをささげ、香をたきました。 なお、王はこのベテルで、山の上の礼拝所で仕える祭司を任命しました。

列王紀上 12