伝道の書 7:21-22-29 リビングバイブル (JLB)

3. 悲しみは笑いよりまさっています。 悲しみは、私たちの心から不純物を取り除く効果があるからです。 

4. りこうな人は死についてじっくり考えますが、ばか者は今どうしたら愉快に過ごせるかだけを考えます。

5.  ばか者からちやほやされるより、りこうな人から痛烈な批評を受けるほうがましです。 

6. ばか者のお世辞は、火にくべた紙切れのように、何の役にも立ちません。 そんなものに心を動かすとは、ばかもいいところではありませんか。

7.  りこうな人でも、わいろによってばか者になります。 わいろは人の判断力を麻痺させるからです。

8.  物事の終わりは初めよりまさっています。 忍耐は高慢に勝ちます。 

9. 短気を起こしてはいけません。 短気はばか者の特徴です。

21-22. 人の言うことをいちいち気にしてはいけません。 ことによると使用人からのろわれるかもしれません。 あなただって、何度も人をのろったはずです。

23.  私はりこうになろうと、できるだけのことをしてみました。「きっとりこうになってやる」とも、人前で言ってみましたが、はったりにすぎませんでした。 

24. 知恵は遠いかなたにあって、探し出すのはきわめて困難です。 

25. 私は知恵と物事の道理を見つけようと、四方くまなく探しました。 また、軽率な行為がどれほど悪く、ばかにつける薬はないことを、身をもって知ろうとしました。

26.  売春婦は死よりも大きな苦痛を与えます。 神様に喜ばれる者は恵みによって、彼女から逃れますが、罪人は彼女のしかけた罠にかかってしまいます。

27-28. 「私の結論はこうです」と、伝道者は言います。 私はあらゆる方面から調べてみて、次のことを確信するようになりました。 私が面接した男性の千人に一人は、確かに知恵がある人物です。しかし女性の場合には、一人の該当者もいませんでした。

29.  さらに、こんなこともわかりました。 神様は人を正しい者に造られたのに、だれもがかってに向きを変え、罪の生活へと走りだしたのです。

伝道の書 7