3. 確かに、ユダヤ人の中には不忠実な者がいました。しかし、一部の不忠実な者が神様との約束を破ったからといって、神様も約束を破るでしょうか。
4. 絶対にそんなことはありません。たとい世界中の人がうそつきでも、神様は違います。 このことについて、旧約聖書の詩篇には「神様のことばに誤りはない。 だれが疑いを差しはさもうと、いつも真実で正しい」と書いてあります。
5. ところが、こんなふうに主張する人がいます。 「でも、私たちの神様に対する不忠実は、むしろよかったのではありませんか。 私たちの罪は、かえって目的にかなうのではないでしょうか。 なぜなら、人々は、私たちがどんなに悪い人間であるかを見て、神様がどんなに正しい方であるかに、気づくでしょうから。 すると、私たちの罪が神様の役に立っているのに、罰せられるのは、不公平ではありませんか。」 〔ある人々はこんな理屈をこねるのです。〕
6. とんでもない! 罪を見過ごすような神様があるでしょうか。 そんなことで、神様はどうして人をさばけるでしょう。