ルカによる福音書 6:5-22 リビングバイブル (JLB)

5. また、こうも言われました。 「わたしは安息日の主です。」

6.  今度は別の安息日のことです。 イエスは会堂で教えておられました。 ちょうどそこに、右手の不自由な男が居合わせました。 

7. 安息日だというので、法律の専門家やパリサイ人たちは、イエスがこの男を治してやるかどうか、うの目たかの目で見ています。 何とかしてイエスを訴える口実を見つけようと、必死だったのです。

8.  彼らの魂胆を見抜いたイエスは、その男に、「さあ、みんなの真ん中に立ちなさい」とお命じになりました。 男が言われたとおりにすると、 

9. イエスはパリサイ人たちに、「ひとつ聞きたいのですが、安息日に良いことをするのと悪いことをするのと、どちらが正しいでしょうか。 人のいのちを救うのと、いのちを奪うのと、どちらが正しいでしょうか」とお尋ねになりました。

10.  それから、会衆をぐるりと見回し、男に、「さあ、手を伸ばしなさい」とおっしゃいました。 そのとおりにすると、なんと、右手はすっかりもとどおりです。 

11. これを見たパリサイ人たちは逆上し、イエスを殺そうとたくらみ始めました。イエス、十二人を選ぶ

12.  それからまもなく、イエスは山へ行き、徹夜で祈られました。 

13. 夜明けごろ、弟子たちを呼び寄せると、特に十二人を選び、「使徒」という名をおつけになりました。 

19. だれもがみな、イエスにさわろうと押し合いへし合いの大騒ぎです。 さわれば、病気を治す力がイエスから出て、どんな病気もいやされたからです。

20.  それからイエスは、弟子たちのほうをふり向き、話し始められました。「あなたがた貧しい人は幸福です。 神の国はあなたがたのものだからです。 

21. いま空腹な人は幸福です。 やがて十分満足するようになるからです。 泣いている人は幸福です。 もうすぐ笑うようになるからです。 

22. わたしの弟子だというので、憎まれたり、追い出されたり、悪口を言われたりするなら、なんとすばらしいことでしょう。 

ルカによる福音書 6