14. 二人が道々話し合っていたことは、イエスの死のことでした。
15. そこへ突然、当のイエスが近づき、彼らと連れ立って歩き始めました。
16. しかし二人には、イエスだとはわかりません。 神がそうなさったのです。
17. イエスがお尋ねになりました。 「何やら熱心にお話しのようですね。 いったい何が、そんなに問題なのですか。」すると二人は、急に顔をくもらせ、思わず足を止めました。
18. クレオパというほうの弟子が、あきれたように、「エルサレムにいながら、先週起こった、あんな恐ろしい出来事を知らないなんて……、そんな人は、あなたぐらいのものでしょう」と言いました。