42. あなたがたパリサイ人は、実にいまわしいものです。 どんなわずかな収入でも、実にきちょうめんに十分の一をささげていながら、正義と神を愛することとは、きれいさっぱり忘れているのですから。 もちろん、十分の一献金は大いにけっこうです。 しかし、もっと大切なことをなおざりにしては意味がありません。
43. あなたがたパリサイ人は、実にいまわしいものです。 会堂で特別席に座ったり、市場を歩いていて、みんなからていねいなあいさつを受けたりするのが、何よりの楽しみなのですから。
44. そんなあなたがたを待ちかまえているのは何でしょう。 そう、恐ろしいさばきです。 あなたがたはまるで、野原にある、人目につかない墓みたいです。 人々は、汚れたものが近くにあるとは気づかず、平気であなたがたのそばを通り過ぎるのです。」
45. そばに立って話を聞いていた法律の専門家が、我慢がならないといったふうに、食ってかかりました。 「失礼ですが、おことばがすぎませんか。 私たちまで侮辱なさるとは。」
46. イエスは、言われました。 「そうではありません。 あなたがたにも恐ろしいさばきが待ち受けているのです。 とうてい実行できない命令を与えて、人々を押しつぶしておきながら、自分は守ろうともしないのですから。
47. あなたがたも、いまわしいものです。 昔、預言者を殺した先祖と、全くよく似ています。