ヨブ記 29:13-22 リビングバイブル (JLB)

13. 死にかかっている者に救いの手を伸ばすと、彼らはわしを祝福した。 気の毒な未亡人には、喜びの歌をうたえるようにしてやった。 

14. わしのすることはみな正しく、嘘偽りがなかった。 正義こそ、わしの衣だったのだ。 

15. 盲人には目となり、足なえには足となって仕えた。 

16. 貧しい者には父親のようになり、一面識もない者でも、公平な裁判が受けられるように面倒をみた。 

17. 神様など眼中にない無法者の牙を折り、口にくわえていた犠牲者を助け出した。

18.  そこで考えたものさ。 『きっと幸せいっぱいの長寿を全うし、たたみの上で大往生を遂げるだろう』とな。 

19. わしのすることはみな栄え、畑は夜露でうるおった。 

20. 次々と名誉が与えられ、わしの手腕は日ごとにみがきをかけられ、さえわたった。 

21. だれもがわしのことばに耳をすまし、わしの意見を尊重した。 人々はわしが発言するまで静粛そのものだった。 

22. わしが話し終えると、それ以上何も言わなかった。 わしの助言が彼らをたんのうさせたからだ。 

ヨブ記 29