2. 人は花のように咲いても、みるみるしおれ、通り過ぎる雲の影のように、あっという間に消え失せる。
3. 神様は、このようにはかない人間をきびしく責め、あくまで白黒をつけようというのですか。
4. 生まれつき汚れている者に、どうしてきよさを求めることができましょう。
5. 神様は人間に、ほんのわずかな人生の枠組みを与えました。 それは月単位ではかる日数で、それ以上は、たとい一分一秒でも延びません。
6. だから、つかの間の休息を与えてください。 怒りに燃える目をそらし、死ぬ前に、ほんのちょっとでも息を入れさせてください。
7. 木には望みがある。 切り倒されても芽を出し、やわらかな新しい枝を張る。
10. だが、人は違う。死んで葬られると、その霊魂はどこへ行くだろうか。
13. 私を死人のいる所に隠し、神様の怒りが過ぎるまで忘れ、ずっとあとになって、思い出してくださるとよいのに!
14. 人は死んでも生き返るかもしれない。 私はそのことに望みをかけているのです。 それで、苦しみながらも、ひたすら死を待ち望むのです!
15. 私を呼んでください。 いつでもみもとへ参ります。 神様は私のしたことに、ことごとく報いてくださるでしょう。