ヨハネの黙示録 18:16-17-23 リビングバイブル (JLB)

2. 彼は大声で叫びました。 「バビロンが倒れた。 あの大いなるバビロンが倒れた。 そこは悪魔の巣窟、悪霊や、あらゆる汚れた霊のたまり場となった。 

3. あらゆる国の人々が、彼女のみだらな毒ぶどう酒に酔いしれたからだ。 また、地上の支配者は彼女と快楽にふけり、全世界の商人は、彼女のぜいたくな浪費のおかげで、大もうけをしたからだ。」

4. それから私は、天から別の声を聞きました。 「クリスチャンよ。 あの女から遠ざかりなさい。 その罪に関係してはなりません。 そうでないと、いっしょに罰を受けることになります。 

5. あの女の罪は数えきれず、積み上げられて天にまで達したので、神様の罰がいよいよ下るのです。 

6. 彼女から受けた仕打ちをそっくりそのまま、いや、それ以上の仕返しをしなさい。 悪事に対しては、二倍の罰を与えなさい。 彼女は人々に、多くの災いの飲み物を飲ませようとたくらみました。 それを倍にして飲ませなさい。 

7. ぜいたく三昧に遊び暮らした彼女に、それに見合うだけの苦しみと悲しみとを与えなさい。 彼女はうぬぼれています。 『私は女王で、身寄りのない未亡人とは違う。 悲しみなど知らない。』 

8. おかげで、たった一日のうちに、死の悲しみと嘆きと飢えとに襲われ、彼女は焼き滅ぼされてしまうのです。 さばきをなさる主は、力ある偉大なお方だからです。」

9. 彼女の不純な行為に手を貸し、多くの分け前をもらって、ぜいたくの限りを尽くした地上の支配者は、その焼けこげの死体から立ちのぼる煙を見て、涙にくれるでしょう。 

16-17. 「ああ、悲しいことだ。 あんなに美しかった大いなる都が、あっという間に荒れ果ててしまった。 最高級の紫色の布と紅色の麻布をまとい、金や宝石や真珠で飾りたてていた都よ。 そのすべての富も、一瞬のうちに消えてしまった。」また、各国の船主や商船の船長、乗組員も遠くから、 

18. 彼女が焼かれる煙を見て、涙ながらに、「これほどすばらしい都が、この世にあっただろうか」と嘆くでしょう。 

19. そして、頭にちりをかぶって、悲しむのです。 「ああ、ああ、大いなる都よ。 その有り余る富のおかげで、われわれは大金持ちになれたのに。 それが何もかも、一瞬のうちに失われてしまった。」

20. しかし、天よ、神の子供よ、預言者よ、使徒よ。 彼女の最後を喜びなさい。 ついに神様は、あなたがたのために、彼女へのさばきを下されたのです。

21. その時、一人の強い御使いが、ひき臼のような丸い石を持ち上げ、海に放り投げて叫びました。 「大いなる都バビロンは、この石のように投げ捨てられ、もはや、永久に浮かび上がりません。 

22. もう楽しげな音楽はとだえ、ピアノ、サキソホン、トランペットの音も聞こえません。 種々の産業はすたれ、ひき臼をひく人影も、二度と見ることはありません。 

23. 夜は真っ暗やみで、窓からは明かりももれず、結婚式の喜びの鐘も、花婿と花嫁の楽しそうな声も聞こえません。その名を世界に鳴りとどろかせた商人たちも、鳴りをひそめます。彼らはすべての国の人々をたぶらかす、彼女の魔術のおかげで、もうけていたのです。 

ヨハネの黙示録 18