ヨハネによる福音書 7:24-32 リビングバイブル (JLB)

24. よく考えてみなさい。 わたしの言うことはまちがっているでしょうか?」

25.  エルサレムの人々の間では、互いにこんなことが言い交わされていました。 「この人は、連中が殺そうとねらってる人じゃないか。 

26. ところがさ、今ここで、おおっぴらに話をしてるってのに、だれも何も言わないんだからな。 指導者たちも、結局は、正真正銘のキリスト様だと認めちゃったのかね。 

27. だけどさ、この人がキリスト様のわけはないよ。 どこの生まれか、身元が知れてるんだから。 キリスト様は、どこからともなく、突然、現われなさるはずだからね。」

28.  イエスは宮で、大声をあげて教えられました。 「皆さん。 確かに、わたしの生まれも、育ちもはっきりしています。 しかしわたしは、あなたがたの全く知らない方の代理なのです。 その方は真実です。 

29. わたしはその方を知っています。 その方といっしょにいたのですから。 その方がわたしをお遣わしになったのです。」

30.  ユダヤ人の指導者たちは、何とかしてイエスを逮捕しようと思いました。 しかし、実際に手を出す者は一人もいません。 まだ、その時ではなかったのです。

31.  宮にいた人々の多くは、イエスを信じ、「これだけの奇蹟をなさるからには、やっぱりキリスト様じゃないだろうか」と言い合いました。

32.  パリサイ人たちは、群衆がこう考えているとわかるや、祭司長たちとぐるになり、イエスを逮捕するために、役人を差し向けました。 

ヨハネによる福音書 7