ヨハネによる福音書 5:10-18 リビングバイブル (JLB)

10. ユダヤ人の指導者たちはひどく腹を立て、その男をしかりつけました。「安息日に仕事をするとはけしからん。 床を運んだりするのは、おきて違反だっ!」

11.  「でも……、私を治してくださった方が、そうしろとおっしゃったんですよ。」

12.  「そんなことを言ったのはどこのどいつだっ!」彼らは問い詰めましたが、 

13. 男には、だれかわかりません。 イエスはすでに、人ごみに姿を消しておられたからです。 

14. しばらくして、イエスは宮でその男を見つけ、声をおかけになりました。 「どうですか、すっかりよくなったでしょう。 もう前のように罪を犯してはいけませんよ。 そうでないと、もっとひどい目に会うかもしれませんから。」

15.  男は、ユダヤ人の指導者たちを捜し出し、治してくれたのはイエスだと告げました。

16.  ユダヤ人の指導者たちは、イエスを、安息日の違反者ときめつけ、しつこい攻撃を始めました。 

17. ところが、イエスはお答えになりました。 「わたしの父は、絶えず良い働きをしておられます。 その模範にならっているのです。」

18.  これを聞いたユダヤ人の指導者たちは、ますます、イエスを殺そうと思うようになりました。 イエスが安息日のおきてを破ったばかりか、事もあろうに、神を「父」と呼んで、自分を神と等しい者とされたからです。

ヨハネによる福音書 5