ヨハネによる福音書 1:5-27 リビングバイブル (JLB)

5. そのいのちは、暗やみの中でさんぜんと輝き、どんな暗やみも、この光を消すことはできません。

8. ヨハネ自身は光ではなく、ただその光を指し示す証人にすぎません。 

9. 後に、ほんとうの光である方が来て、全世界の人々を照らしてくださったのです。

10.  ところが、世界を造った方が来られたというのに、だれもこの方に気づきませんでした。 

13. 信じる人はだれでも、新しく生まれ変わります。 神が、そう望まれたのです。 人間の熱意や計画は全く関係ありません。

14.  キリストは人間となり、この地上で私たちと共に生活なさいました。 彼は恵みと真実の方でした。 私たちはこの方の栄光を目のあたりにしました。 それは天の父のひとり子としての栄光でした。

15.  ヨハネは人々にキリストを紹介しました。 「私が今まで、『まもなく来られる方は、私よりはるかに偉大な方だ。 私が生まれるずっと前からおられたからだ』と口をすっぱくして言ってきたのは、まさにこの方のことなのだ。」 

16. この方の恵みは尽きるところを知りません。 私たちはみな、次から次へと、あふれるばかりに恵みをいただきました。 

17. モーセはきびしい命令と、情け容赦もない法律とを与えただけでしたが、イエス・キリストはその上に、愛に満ちた赦しの道を備えてくださったからです。 

18. いまだかつて、実際に神を見た人はいません。 しかしもちろん、神のひとり子だけは別です。 御子は、父なる神といつもいっしょですから、神について知っていることは、何でも教えてくださったのです。ヨハネの証言

19.  ユダヤ人の指導者たちは、エルサレムから、祭司とその助手たちとをヨハネのもとへ派遣し、「おまえはキリストか」と問いたださせました。

20.  ヨハネは、「とんでもない」と、きっぱり否定しました。

21.  「そうか。 では、いったい何者だ。 エリヤか。」「いや、違う。」「すると、あの預言者か。」「いや。」

22.  「では、いったい何者か。 はっきりしてくれ。 私たちは帰って報告しなければならないのだ。 ええっ、おまえは何者なのだ。」

23.  「私は、イザヤが預言した、あの、荒野から聞こえる叫び声にすぎない。 『主を迎える準備をせよ』と叫ぶ声、あれが私だ。」

26.  ヨハネは答えました。 「私はただ、水でバプテスマを授けているだけだ。 しかし、ここにいる人々の中には、あなたがたのまだ知らない方がおられる。 

27. まもなく、あなたがたの間で働きを始められるだろう。 私には、その方のしもべとなる資格もないのだ。」

ヨハネによる福音書 1