12. ところが、天国はもともとイスラエル人のために準備されたのに、たくさんの人が入りそこねて、外の暗やみに放り出され、泣きわめき、もだえ苦しむことになるのです。」
13. それから、ローマ軍の隊長に、「さあ、家に帰りなさい。 あなたの信じたとおりのことが起こっています」と言われました。 ちょうどその時刻でした。 召使の病気が治ったのは。
14. イエスがペテロの家に行かれると、ペテロのしゅうとめが、高熱でうなされていました。
15. ところが、イエスがその手におさわりになると、たちまち熱がひき、彼女は起き出して、みんなの食事の仕たくを始めたではありませんか。
16. その夕方のことです。 悪霊に取りつかれた人たちが、イエスのところに連れて来られました。 イエスが、ただひと言お命じになると、たちまち悪霊どもは逃げ出し、病人はみな治りました。
17. こうして、イエスについてイザヤが、「彼は、私たちの病弱を身に引き受け、私たちの病気を背負った」と預言したとおりになったのです。イエス、嵐を静める
18. イエスは、自分を取り巻く群衆の数がだんだんふくれ上がっていくのに気づき、湖を渡る舟の手配を弟子たちにお命じになりました。
19. ちょうどその時、ユダヤ教の教師の一人が、「先生。 あなた様がどこへ行かれようと、ついてまいります」と申し出ました。
20. しかし、イエスは言われました。「きつねにも穴があり、鳥にも巣があります。 しかし、メシヤ(救い主)のわたしには自分の家はおろか、横になる所もありません。」
21. また、ある弟子は、「先生。 ごいっしょするのは、父の葬式を出してからにしたいのですが」と言いました。