マタイによる福音書 24:26-48 リビングバイブル (JLB)

26.  ですから、だれかが、『メシヤ(救い主)がまたおいでになった。荒野におられるぞ』と知らせても、わざわざ見に出かけることはありません。 また、『メシヤはこれこれの所に隠れておられるぞ』と言っても、信じてはいけません。 

27. なぜなら、メシヤのわたしは、いなずまが東から西へひらめき渡るようにして、帰って来るからです。 

28. 死体がある所には、はげたかが集まるものです。

29.  これらの迫害が続いたすぐあとで、太陽は暗くなり、月は光を失い、星は天から落ち、宇宙に異変が起こります。

30.  その時、わたしが来るという前兆が天に現われるのです。 地上のあらゆる国の人々は深い悲しみに包まれ、わたしが力とすばらしい栄光を帯びて、雲に乗って来るのを見ます。 

31. ラッパが高らかに鳴り響く中で、わたしは御使いたちを遣わします。 御使いたちは、天と地の果てから果てまで行き巡り、選ばれた者たちを集めるのです。

32.  さあ、いちじくの木から教訓を学びなさい。 いちじくの葉が出てくれば、夏は間近です。 

33. 同じように、このようなことが起こり始めたら、わたしは、もう戸口まで来ているのです。 

34. それらのことが全部起こってから、この時代は終わりになるのです。

35.  天地は消え去りますが、わたしのことばは永遠に残ります。 

36. だが、その日、その時がいつであるかは、だれも知りません。 御使いばかりか、神の子さえも、知らないのです。 ただ父だけがご存じです。 

37-38. ちょうど、ノアの時代のように。 当時の人々は洪水が襲う直前まで、やれ宴会だ、パーティーだ、結婚式だと陽気にやっていました。 

39. 何もかも押し流されてしまうまで、洪水のことなど信じようとしなかったのです。 わたしが来る時も、それと同じです。

40.  その時、二人の人が野良仕事をしていると、一人は天に上げられ、一人はあとに残されます。 

41. 家事をしている二人の婦人のうち、一人は天に上げられ、一人はその場に残されます。

42.  主はいつ来られるか、わからないのだから、いつ来られてもいいように準備をしていなさい。

43.  寝ずの番をしていれば、どろぼうに入られることもありません。 

44. 同じように、日ごろの備えが万全であれば、わたしが何の前ぶれもなくやって来ても、少しも困ることはないはずです。

45-46. あなたがたは、主の、賢い忠実な召使として働いていますか。 あなたがたに、子供たちの食事の世話をし、家の中を管理する仕事を任せたではありませんか。 わたしが帰って来た時、その仕事を忠実にやっているところを見られる人はしあわせです。 

47. わたしはそのような忠実な人たちに、全財産を管理させるつもりです。

48.  しかし、もし、あなたがたが悪い召使で、『主はまだ当分、帰って来ないだろう』と高をくくり、 

マタイによる福音書 24