1. イエスが神殿の庭から出ようとしておられると、弟子たちが近寄って来て、「この神殿は、たいそう立派ですね」と言いました。
2. ところが、イエスは言われました。 「今、あなたがたが目を見張っているこれらの建物は、一つの石もほかの石の上に残らないほど、あとかたもなく壊されてしまいます。」
3. そのあとのことです。 イエスがオリーブ山の中腹に座っておられると、弟子たちが来てこっそり尋ねました。 「そんな恐ろしいことがいつ起こるのですか。 あなた様がもう一度おいでになる時や、この世の終わりには、どんな前兆があるのでしょう。」
4. そこでイエスは、彼らに説明なさいました。 「だれにもだまされないようにしなさい。
5. そのうち、自分こそキリストだと名乗る者が大ぜい現われて、多くの人を惑わすでしょう。
6. また、あちらこちらで戦争が始まったといううわさが流れるでしょう。 だがそれは、わたしがもう一度来る時の前兆ではありません。 こういう現象は必ず起こりますが、それでもまだ、終わりが来たのではありません。
7. 民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がり、至る所でききんと地震が起こります。
8. しかし、これらはみな、やがて起こる恐ろしい出来事のほんの始まりにすぎないのです。
37-38. ちょうど、ノアの時代のように。 当時の人々は洪水が襲う直前まで、やれ宴会だ、パーティーだ、結婚式だと陽気にやっていました。
45-46. あなたがたは、主の、賢い忠実な召使として働いていますか。 あなたがたに、子供たちの食事の世話をし、家の中を管理する仕事を任せたではありませんか。 わたしが帰って来た時、その仕事を忠実にやっているところを見られる人はしあわせです。