マタイによる福音書 23:5-14 リビングバイブル (JLB)

5.  彼らのやることと言ったら、人に見せびらかすことばかりです。幅広の経札(聖書のことばを納めた小箱で、祈りの時に身につける)を腕や額につけたり、着物のふさ(神のおきてを思い出すために着物のすそにつけるように命じられていた)を長くしたりして、あたかも聖者であるかのように、ふるまいます。 

6. また、宴会で上座に着いたり、会堂の特別席に座ったりするのが何より好きです。 

7. 街頭でていねいなあいさつを受けたり、『ラビ』とか『先生』とか呼ばれることも大好きです。 

8. だがあなたがたは、だれからもそう呼ばれないようにしなさい。 なぜなら、神だけがあなたがたのラビ〔教師〕であって、あなたがたはみな同じ兄弟だからです。 

9. またこの地上で、だれをも『父』と呼ばないようにしなさい。 天におられる神だけが『父』と呼ばれるにふさわしい方だからです。 

10. それに、『先生』と呼ばれてもいけません。 あなたがたの先生は、ただキリスト一人です。

11.  人に仕える人が最も偉大な者です。 ですから、まず仕える者になりなさい。 

12. われこそはと思っている人たちは、必ず失望し、高慢の鼻をへし折られてしまいます。 一方、自分から身を低くする者は、かえって高く上げられるのです。

13.  いまわしい人たちよ。 パリサイ人、ユダヤ教の指導者たち。 あなたがたは偽善者です。 天国に入ろうとしている人たちのじゃまをし、自分でも入ろうとはしないのです。 

14. 町の大通りで、見栄のための長い祈りをし、聖者のようなふりをしながら、そのくせ未亡人の家を食いものにしています。 偽善者たち。 

マタイによる福音書 23