マタイによる福音書 21:26-33 リビングバイブル (JLB)

26. だからといって、『神様から遣わされたのではない』と言えば、今度は、ここにいる大ぜいの群衆が騒ぎだすだろう。 なにしろ連中はみな、ヨハネを預言者だと信じきっているんだから。」 

27. 結局、「わかりません」と答えるほかありませんでした。  するとイエスは、言われました。 「それなら、わたしもさっきの質問には答えません。 

28. ところで、次のような話をどう思いますか。ある人に息子が二人いました。 兄のほうに『今日、農場で働いてくれ』と言うと、 

29. 『はい、行きます』と答えたのに、実際には行きませんでした。 

30. 次に、弟のほうに、『おまえも行きなさい』と言いました。 弟は『いやです』と答えましたが、あとで悪かったと思い直し、出かけました。 

31. 二人のうち、どちらが父親の言うことを聞いたのでしょうか。」「もちろん、弟です。」彼らは答えました。次にイエスは、そのたとえ話の意味を説明なさいました。 「確かに、悪人や売春婦たちのほうが、あなたがたより先に神の国に入ります。 

32. そうでしょう。 バプテスマのヨハネが来て、悔い改めて神に立ち返れと言った時、あなたがたはその忠告を無視しました。 しかし、極悪人や売春婦たちは言われたとおりにしました。 あなたがたは、それを目のあたりにしながら、なお罪を捨てようとしませんでした。 ですから、信じることができなかったのです。

33.  もう一つのたとえ話をしましょう。 ある農園主が、ぶどう園を造り、垣根を巡らし、見張りの塔を建てました。 そして、収穫の何割かを取り分にするという約束で、農夫たちにぶどう園を貸し、自分は外国へ行って、そこに住んでいました。

マタイによる福音書 21