マタイによる福音書 2:16-23 リビングバイブル (JLB)

16.  ヘロデは、天文学者たちにだまされたとわかると、怒り狂い、すぐさま、ベツレヘムに兵隊をやって、町とその近辺に住む二歳以下の男の子を一人残らず殺せ、と命じました。 というのは、学者たちが、その星は二年前に現われたと言っていたからです。 

17. ヘロデのこの残忍な行為によって、エレミヤの次の預言が実現しました。

18.  「ラマから声が聞こえる。苦しみの叫びと、大きな泣き声が。ラケルが子供たちのために泣いている。だれも彼女を慰めることができない。子供たちは死んでしまったのだから。」

19.  ヘロデが死ぬと、エジプトに住むヨセフの夢に主の使いが現われ、 

20. 「さあ、子供とその母を連れてイスラエルに帰りなさい。 子供を殺そうとしていた者たちは死んだから」と言いました。

21.  そこでヨセフは、イエスとマリヤを連れて、すぐイスラエルに帰りました。 

22. ところが途中で、新しい王はヘロデの息子アケラオだと聞いてこわくなりました。 するともう一度、夢で、ユダヤ地方に行くなと警告されたので、ガリラヤに行き、 

23. ナザレという町に住みつきました。 こうして、預言者がメシヤのことを、「彼はナザレ人と呼ばれる」と語ったとおりになったのです。バプテスマのヨハネ

マタイによる福音書 2