1. その年の十月上旬に、神様は次のようなお告げを彼らに伝えるよう、ハガイに命じました。
2. 総督と大祭司、およびこの地に残っているすべての者に、こう尋ねよ。
3. 「おまえたちの中に、前にあった神殿を覚えている者がいるか。 それは栄光に輝く神殿であった。 それに比べると、今は、まるで無に等しいではないか。
4. だが、勇気を出せ、ゼルバベルよ、ヨシュアよ、全国民よ。 元気を出して働け。 天の軍勢の主がこうお語りになる。 『わたしはおまえたちと共にいる。
5. エジプトを脱出した時、わたしの霊がおまえたちにとどまる、と約束したとおりだ。だから、恐れるな。』
6. 天の軍勢の主はこうお語りになるのだ。 『しばらくして、わたしは天と地を、また海と陸を揺り動かす。
7. すべての国をも揺り動かす。 すべての国の待ち望む方〔メシヤ〕が、この神殿に来て、ここをわたしの栄光で満たす。
16-17. これまでは、二十束の麦の収穫を期待しても、半分の十束しかなかった。 五十桶分のオリーブ油を絞ろうとしても、わずか二十桶分しか絞れなかった。 立ち枯れ病と黒穂病と雹とをもって、おまえたちの労働に報いたからだ。 それでも、わたしのもとに帰ろうとしなかった。」 このように、神様がお語りになるのだ。
18-19. 「だが今は、このことを心に留めよ。 きょう十二月八日、すなわち、神殿の土台が据えられた日から、わたしはおまえたちを祝福しよう。 よいか。 おまえたちが神殿の再建に取りかかる前に、また穀物を刈り入れる前に、ぶどう、いちじく、ざくろ、オリーブが実を結ぶ前に、このことをはっきり約束しておく。 この日から、おまえたちを祝福する。」