5. 次いで、レビ人の指導者たちは、大声を張り上げてこう語りかけました。 「さあ立って、神様をほめたたえなさい。 神様は、永遠から永遠に生きておられるお方だからです。 その輝かしいお名前をたたえなさい。 そのお名前は、私たちが考えたり話したりするより、はるかに偉大なものです。」こう叫んだのは、ヨシュア、カデミエル、バニ、ハシャブネヤ、シェレベヤ、ホディヤ、シェバヌヤ、ペタヘヤでした。
6. エズラは声を出して祈りをささげました。 「ただお一人の神様。 神様は天と地と海、そして、その中に存在するすべてのものをお造りになり、万物を支えておられます。 天の御使いたちもみな、ひれ伏しています。
7. あなた様は、アブラムを選んで、カルデヤのウルから連れ出し、アブラハムと命名なさった神様です。
8. さらに、忠実なアブラハムと契約を結び、子々孫々に至るまで、カナン人、ヘテ人、エモリ人、ペリジ人、エブス人、ギルガシ人の地を与えようとお約束なさいました。 そして、今、そのお約束は現実となっているのです。 神様はご自分のことばを裏切るようなことはなさいません。
9. かつてご先祖がエジプトでなめた苦しみ悲しみを、見過ごしにはなさらず、紅海のほとりで泣き叫んだ声を、聞き届けてくださいました。
10. エジプト王とその国民の前で、奇蹟を起こされました。 エジプト人がどれほど過酷なことを強いたか、ご存じだったからです。この、決して忘れることのできない出来事によって、神様の輝かしい名声はとどろきました。
11. ご自分の国民のために海を分断し、かわいた地を通してくださったのです。 しかも、敵を海の深みでおぼれさせました。 まるで激しい流れに投げ込まれた石のように、彼らは沈みました。
12. そして、人々が道を迷わないように、昼は雲の柱、夜は火の柱を立ちのぼらせて、導いてくださったのです。
13. また、シナイ山に下り、天から、正しい法律やおきてをお示しくださいました。
14. 例えば、聖なる安息日についてのおきてなどです。 それらを完全に守れと、神様のしもべモーセによって、お命じになったのです。
15. 人々が飢えた時には、天からパンを降らせ、のどが渇いた時には、岩から水をほとばしらせてくださいました。 また、約束の地に踏み込んで征服せよ、ともお命じになりました。
16. しかし、ご先祖は高慢で、頑固で、神様の戒めに耳を傾けようとはしませんでした。
17. 彼らは反抗的で、せっかくの奇蹟を何とも思いませんでした。 それどころか、神様に手向かい、指導者を立てて、エジプトの奴隷の身に戻ろうなどと考えだすしまつでした。 しかし、あなた様は赦す神です。 いつも赦そうとし、恵みに富み、思いやり深く、なかなかお怒りにならないお方です。 神様はご先祖をお見捨てにはなりませんでした。
18. 彼らが子牛の偶像を作って神にまつり上げ、エジプトから連れ出してくれたのはその神様だ、と言いはった時にさえもです。 罪に罪を重ねた彼らなのに、
19. 深い思いやりで包んで見捨てず、荒野で見殺しにもなさいませんでした。 一日一日、昼も夜も、雲の柱と火の柱で道を示してくださいました。
20. また、恵み深い霊を送って教え導き、天からはパンを、のどが渇いた時には水を、絶やさずお与えくださいました。
21. その四十年にわたる荒野生活の間、おかげでご先祖は何一つ不自由しなかったのです。 衣服もすり切れず、足もはれませんでした。