ダニエル書 7:8-16 リビングバイブル (JLB)

8. その角を注意して見ていると、突然、角の間から別に一本の小さな角が出て来ました。 そのために、最初の十本の角のうち三本が根こそぎ引き抜かれてしまいました。 この小さな角には、人間の目と、大言壮語する口がついていました。

9. 続けてよく見ていると、幾つかの王座が備えられ、全能の神様が、審判のため、その座にお着きになりました。 その衣は雪のように白く、髪の毛は純白の羊毛のようでした。 燃える車輪で運ばれて来た火の王座に、神様は座りました。 

10. 神様の前からは火の川が流れ出ていました。 何百万の御使いが神様に仕えており、何億という人が神様の前に立たされて、さばきを待っていました。 それから法廷が開かれ、幾つかの記録文書がひもとかれたのです。

11. さらに、よく見ていると、あの残忍な第四の動物が殺され、体を焼かれてしまいました。 全能の神様に対して尊大に振る舞い、その小さな角を誇っていたからです。 

12. 残りの三頭の動物は、王国を召し上げられたものの、しばらくは生きのびることを許されました。

13. 次に、人のように見えるものが、天の雲に乗って来るのが見えました。 その方は、神様の前に導かれました。 

14. その方は、世界の国々を治める権威と栄光とを与えられていました。 それで、どの国民もみな、この方に聞き従うようになりました。 この方の権威は永遠で、決して終わることがありません。 その国は滅びることがないのです。

15. 私は夢で見たことによって、すっかり混乱し、動揺しました。 

16. そこで、王座のそばに立っている者の一人に近づき、見たことすべてについて、その意味を尋ねました。 すると、次のように説明してくれたのです。

ダニエル書 7