13. 次に、人のように見えるものが、天の雲に乗って来るのが見えました。 その方は、神様の前に導かれました。
14. その方は、世界の国々を治める権威と栄光とを与えられていました。 それで、どの国民もみな、この方に聞き従うようになりました。 この方の権威は永遠で、決して終わることがありません。 その国は滅びることがないのです。
15. 私は夢で見たことによって、すっかり混乱し、動揺しました。
16. そこで、王座のそばに立っている者の一人に近づき、見たことすべてについて、その意味を尋ねました。 すると、次のように説明してくれたのです。
17. 『四頭の巨大な動物は、いつか地上を治める四人の王を表わしている。
18. だが最後には、いと高き神の国民が、代々限りなく世界を治めるようになる。』
19. 次に、第四の動物について尋ねました。 それはぞっとするほど恐ろしく、とても残忍な動物で、鉄の牙と青銅の爪で人々を引き裂き、足で残りの人々を踏み殺したりしました。