サムエル記下 6:7-20 リビングバイブル (JLB)

7. とたんに、神様の怒りがウザに向かって燃え上がったのです。 箱にさわったため、ウザは神様に打たれ、箱のそばで息絶えました。 

8. この神様の仕打ちにダビデは憤慨し、そこをペレツ・ウザ〔ウザに怒りが臨んだ地〕と呼びました。 今でもそう呼ばれています。

9.  ダビデはすっかりこわくなり、「とても箱をお移し申せません」と言いました。 

10. 急きょ、神の箱をダビデの町へ移すことは中止し、ガテ出身のオベデ・エドムの家に預けることにしたのです。 

11. 箱は、三か月間オベデ・エドムの家に置かれました。 おかげで、彼の家は祝福されました。

12.  それを聞いたダビデは、盛大に祝って、神の箱をダビデの町へ運ぶことにしました。 

13. 箱をかつぐ者たちは、六歩進むと、しばらく立ち止まりました。 ダビデが、太った牛と子羊をいけにえにささげたからです。 

14. ダビデは神様の前で、力の限り踊りました。 この時は祭司の服をまとっていました。 

15. イスラエルは歓声をあげ、ラッパを吹き鳴らして、神の箱をダビデの町に運び入れたのです。

16.  行列が町に入って来るのを、サウルの娘ミカルは窓から眺めていました。 そして、神様の前で跳ねたり踊ったりしているダビデを見て、軽べつの気持ちがわいてきたのです。

17.  神の箱は、ダビデが用意しておいた天幕に安置されました。 ダビデは神様に、完全に焼き尽くすいけにえと和解のいけにえをささげました。 

18. それから、天地を支配なさる神様の名によって国民を祝福し、 

19. だれかれの別なく、男にも女にもパン一個、ぶどう酒、干しぶどうの菓子一個をふるまいました。 それが終わると、みな家に引き揚げ、 

20. ダビデも、家族を祝福するために戻って行きました。ところが、迎えに出たミカルは、皮肉たっぷりにこう言ったのです。「きょうは、なんとまあご立派な王様ぶりでしたこと! 道の真ん中、それも、女たちの前で裸におなりになるなんて!」

サムエル記下 6