サムエル記下 3:24-25-28 リビングバイブル (JLB)

3. 次男のキルアブは、カルメル人ナバルの未亡人だったアビガイルから生まれました。 三男アブシャロムの母親は、ゲシュルの王タルマイの娘マアカでした。

4. 四男アドニヤはハギテから、五男シェファテヤはアビタルから、

5. 六男のイテレアムはエグラから生まれました。

6.  戦争状態の中、アブネルはサウル家で、押しも押されぬ政治的指導者にのし上がっていきました。 

7. その地位を利用して、サウル王のそばめの一人だったリツパという娘と、関係をもつようにもなりました。 そのことでイシュ・ボシェテから責められると、 

8. アブネルはひどく腹を立てました。「たかがこれくらいのことで、文句を言われなきゃならんユダの犬なんですかね。 だれのおかげで、ダビデに売り渡されずにすんだんです? あなたのため、お父上のため、どれほど、この私が尽くしてきたことか。 それがどうです。 あの女のことで難くせをつけて、恩を仇で返すおつもりとは……。 

24-25. ヨアブは王のもとへ飛んで行きました。 「あんまりではございませんか。 アブネルをむざむざお帰しになるなど、もってのほかですよ。 あいつの魂胆はご存じでしょう。 われわれを攻めるために、動静を探りに来たに決まっております!」

26.  ヨアブは直ちにアブネルを追わせ、連れ戻すようにと命じたのです。 追手はシラの井戸あたりで追いつき、いっしょに引き返しました。 ただし、ダビデはこのことを知りませんでした。 

27. ヘブロンに着いたアブネルを、ヨアブは個人的な話があるように見せかけて、町の門のわきへ呼び出しました。 ところが、やにわに短剣を抜き、アブネルを刺し殺してしまったのです。 こうして弟アサエルの仇を報いました。

28.  この一件を知らされたダビデは、はっきり言い切りました。「わしは神様に誓う。 わしも国民も、このアブネル殺しの罪には全く関与しておらん。 

サムエル記下 3