3. ダビデは尋ねました。 「あの罪を償いたいのじゃ。 そして君らには、わしらのために神様の祝福をとりなしてもらいたい。 それには、いったい、どうすればいいかな。」
4. 「なるほど。 しかし、金でけりのつく問題ではありますまい。 それに、私どもとしても、復讐のためにイスラエル人を殺すようなまねも、したくありませんし。」「では、どうすればいいのか。 遠慮なく言ってくれ。 そのとおりにしたいのじゃ。」
7. ダビデは、サウルの孫、ヨナタンの息子メフィボシェテのいのちは助けました。 ヨナタンとの間に誓いを立てていたからです。
8. 結局、ギブオン人に引き渡したのは、サウルのそばめリツパの息子アルモニとメフィボシェテの二人と、アデリエルの妻となった、サウルの娘メラブが産んだ五人でした。
9. ギブオンの人々は、七人を山で刺し殺し、神様の前にさらし者にしました。 処刑が行なわれたのは、大麦の刈り入れの始まるころでした。
10. 処刑された二人の息子の母リツパは、岩の上に荒布を敷き、刈り入れの期間中ずっと〔四月から十月までの六か月間〕、そこに座っていました。 昼は昼で、はげたかが死体をついばむことがないように、夜は夜で、死体を食い荒らす野獣から守るため、見張っていたのです。
11. リツパのこの姿に心を打たれたダビデは、
15. ある日、ペリシテ人が戦いをしかけて来たので、ダビデは家来を率いて応戦しました。 しかし、激しい戦闘に、ダビデは弱り果ててしまったのです。