1. ある日、ペリシテ人がケイラの打穀場を襲ったという知らせが、ダビデに届きました。
10. ダビデは尋ねました。 「イスラエルの神様。 サウル王が襲って来て、ケイラを滅ぼすそうです。 私がここにいるからです。
11. ケイラの人々は私を引き渡すでしょうか。 また、王が攻めて来るという知らせは本当でしょうか。 イスラエルの神様。 どうか、お教えください。」「攻めて来る。」
12. 「では、ケイラの人々は、サウル王のために私を裏切るでしょうか。」「そのとおり。 彼らは裏切る。」
13. そこで、ダビデとその配下の約六百人は、ケイラを抜け出し、片田舎をさまよいました。 ダビデ脱出の報が届くと、王はケイラ攻略を断念しました。
14-15. 今やダビデは、ジフの山地の荒野にあるほら穴に住む身となったのです。 ある日のこと、ダビデはホレシュの近くで、サウル王が自分を捜し出して殺そうとジフに向かっている、という報告を受けました。 王は、くる日もくる日もダビデを捜し回っていましたが、神様が、見つからないようにダビデを守ってくださったのです。