3. このキリスト様のうちには、まだ手がつけられていない、すばらしい知恵と知識の宝が、そっくり隠されているのです。
4. 私がこう言うのは、あなたがたが、だれかの巧みなことばでだまされはしないか、と心配するからです。
5. 遠く離れていても、私の心は共にあり、あなたがたの秩序ある生活と、キリスト様に対する強い信仰とを見て喜んでいます。
6. すでにキリスト様の救いを信じたあなたがたは、日常の問題についてもキリスト様に信頼し、キリスト様と共に生き生きと生活しなさい。
7. キリスト様に根を深く下ろし、養分を吸収しなさい。 主にあって成長し続け、真理に立って、強くたくましくなりなさい。 キリスト様が成し遂げてくださったすべてに感謝し、喜びにあふれて生活しなさい。
8. あのむなしい、だましごとの哲学によって、だれからも信仰と喜びとを奪われないように、注意しなさい。 あんな哲学は、キリスト様のことばに基づくものではなく、人間の考えや思いつきから出た、まちがいだらけの浅薄な解答でしかありません。
9. なぜなら、キリスト様のうちにこそ、神様の性質のすべてが、肉体をとって宿っているからです。
20-21. 言わばキリスト様と共に死んだあなたがたは、「善行をし、さまざまな規則を守ることによって救われる」というような、この世の考えから解放されたのです。 それならなぜ、「あれは食べるな、なめるな、さわってもいけない」などという規則にいつまでも縛られ、結局、この世の考えに従う生活を続けているのですか。
22. そんな規則は、人間の教えにすぎません。 食物は食べるためにあり、食べればなくなります。
23. こんな規則は、自分に強制するきびしい礼拝とか、謙そんとか、肉体の苦行などを伴うので、いかにもすぐれたもののように思われがちです。 しかし、それによって、人の心に忍び込む、悪い思いや欲望に打ち勝つことはできないのです。 それはただ、その人を高慢にするだけです。