エレミヤ書 4:10-20 リビングバイブル (JLB)

10. そこで、私は申し上げました。 「ですが神様。 国民は、あなたのおことばにだまされました。 確か、エルサレムに大きな祝福がくるとのお約束だったのに、今になっても剣が住民に突きつけられています。」

11-12. その時、神様は砂漠から、すさまじい勢いで吹きまくる熱風を送ります。 こうして、滅亡の時がきたことを宣告なさるのです。 

13. 敵は嵐のように襲いかかります。 その戦車は龍巻のようで、その馬はわしよりも速く走ります。 ついに滅亡の時がきたのです。 ああ、なんという大きな災いでしょう。

14. エルサレムよ、手遅れにならないうちに心をきよめなさい。 今ならまだ、悪い思いを捨てれば、救われます。 

15. ダンから、エフライムの山から、あなたの滅びが言い渡されました。 

16. ほかの国々に知らせてやりなさい。 遠い国から敵が来て、喊声をあげながらエルサレムとユダの町々に向かって来ます。 

17. 彼らは、野獣に立ち向かう羊飼いたちのように、エルサレムを包囲します。 「それは、わたしの国民がわたしに背いたからだ」と、神様は言います。 

18. あなたの行ないが、この災いを招いたのです。 それはあなたにとって苦い薬で、腹の底までしみ渡ります。

19. 私は苦痛のため身もだえします。 心臓は激しく波打っています。とても黙ってはいられません。 敵のラッパの音と雄たけびを聞いてしまったからです。 

20. 破壊に次ぐ破壊の波が押し寄せ、ついに、国土はすっかり荒れ果ててしまいます。 突然、一瞬のうちに、家は一軒残らず押しつぶされます。 

エレミヤ書 4