3. そのころ、イスラエルはきよい民、わたしの初子だった。 これに害を加える者はだれでも犯罪人とみなされ、これに触れる者には大きな災いが降りかかったものだ。
4-5. ああ、イスラエルよ。 おまえの先祖は、どうしてわたしを置き去りにしたのか。 わたしのどこが、いけなかったのか。 わたしに背き、偶像を拝むなど、全くばかげている。
6. 彼らは、自分たちをエジプトから無事に連れ出し、だれも住まず、足も踏み入れない砂漠と岩の地、乾ききった死の地である荒野を導きとおしたのが、主であるこのわたしであったことに、目をつぶっている。
7. わたしは彼らを、実り豊かな地に連れて入り、そこの祝福をぞんぶんに味わわせた。 ところが、彼らはそこを罪と腐敗の地に変え、わたしの相続地を汚した。
8. 祭司でさえ、神のことなどそっちのけにし、裁判官もわたしを無視した。 指導者連中はわたしに盾をつき、預言者はバアルを拝み、くだらないことで時間をつぶした。
9. だが、まだおまえたちをあきらめたわけではない。 わたしに立ち返るようにと、根気よく、何度でも説得する。 のちのちの子孫の時代になっても、同じようにする。