2-3. 私は、外国人に神様の恵みを示すためのこの特別の任務を、神様から受けています。 このことについては、前の手紙でも簡単にふれましたから、もうすでにご存じと思います。 外国人もまた神様の恵みの対象とされているという、この神様の特別の計画を、神様が私に明かしてくださったのです。
10. 神様がそうなさる理由は何でしょうか。 それは、天上のもろもろの支配者たちに対して、神の全家族――ユダヤ人も外国人も――が神の教会の中で一丸となっている姿を見せ、神様の完全な知恵を示すためです。
11. これこそ、神様が主キリスト・イエスを通して、かねてから計画しておられたことなのです。
12. キリスト様と共に、また、キリスト様に頼って神様に近づけば、きっと喜んで迎えていただけることを確信して、私たちは今、恐れることなく、大胆に神様の前に出ることができます。
13. ですから、どうか、私がいま体験している苦しみを知って落胆しないでください。 この苦しみは、あなたがたのためであり、それは、あなたがたにとって名誉となり、励ましとなるはずです。
14-15. 神様のご計画の知恵深さと広大さを思う時、私はひざをかがめて、神の大家族〔その中のある者はすでに天国におり、ある者はまだ地上にいます〕の父なる方に祈ります。
16. どうか、父なる神が、その栄光に満ちた無限の富の中から、聖霊様を通して人を内面から強くする力を、あなたがたに与えてくださいますように。
17. また、こうも祈ります。 どうか、キリスト様が、信じるあなたがたの心に住み、喜んでそこに住み続けてくださいますように。 どうか、この上なくすばらしい神様の愛という土壌に、あなたがたが深く根を張れますように。
18-19. そして、〔神様の子供とされた者にとっては当然のことですが〕神様の愛が実際にどれほど長く、どれほど広く、どれほど深く、どれほど高いかを知り、また理解できますように。 さらに、それを身をもって経験できますように。 もっとも、この愛はあまりにも大きいので、それを見極め、完全に把握することは、とても無理ですが。 こうして、あなたがたはついに、神ご自身によって満たされるのです。
20. どうか、私たちのなしうるかぎりの祈り、願い、考え、望みを無限に超えて、つまり、私たちが大胆に願い求め、夢見ることもはるかに及ばないすばらしいことを、その偉大な力でなされる神様に、栄光がありますように。
21. どうか、キリスト・イエスによって、教会に救いの計画をもたらしてくださった神様に、栄光が永遠にありますように。 アーメン。