エゼキエル書 31:1-9 リビングバイブル (JLB)

1. エホヤキン王が捕囚となって十一年目の五月中旬に、次のような神様のお告げがありました。

2-3. 「ちりの子よ、エジプト王とその全国民に告げよ。 おまえはかつての大国アッシリヤと同じく、まるでレバノン杉のようだ。 枝を大きく張って涼しい木陰をつくり、その先端は高く雲にまで達している。 

4. 根は地下深く伸びて、よく生い茂り、水を回りの木々にも供給していた。 

5. どの木よりも高くそびえ立ち、根から十分に水分を吸収して枝も大きく伸び、こんもりと茂っていた。 

6. 枝には鳥が巣をかけ、木陰で家畜が子を産んだ。 このように世界の大国がみな、その木陰に住んだのだ。 

7. 木はたくましく、美しかった。 深く根を張り、十分に水分を吸収していたからだ。 

8. 神の園の中にも、この木より高くそびえるものはなかった。 糸杉も、この木の枝とは比べようがなく、その美しさにはかなわなかった。 

9. わたしが与えたその雄姿を、エデンのすべての木がうらやましがった。

エゼキエル書 31